エロゲーマーと行くC104コミケ

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8月11日、8月12日の二日間、東京ビッグサイトにおいてC104コミックマーケットという最大規模の戦闘が繰り広げられた。

この記事は、そんな二日間の戦場をある男が振り返った手記である。

ちなみに気になる戦利品はこちらから↓

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出陣

臨海線の国際展示場駅で降り、階段を上り始めるとすぐに様々なコンテンツが見られる。最近はソシャゲの広告が多いような気がする。アークナイツや原神が見られた。

ビックサイトに近づくに連れて、いわゆるオタクらしき人が増えてくる。アニメやゲームの可愛いキャラクターが描かれたTシャツは、普段であれば着ているだけですぐ110通報されかねない特級呪物であるが、いまこの瞬間だけは許容される。もちろんこの日私はフルグラで挑んだ。

同類多くてシアワセ

コミケ行の電車およびその駅は本当に人が多い。油断するとすぐに同伴者とはぐれてしまうので注意だ。19歳にもなって迷子というのはさすがに恥ずかしい。

国際展示場駅から入口までは意外と距離がある。特に、人が多いことも相まって体感20分程度かかったような気がする。

VoxiZ
VoxiZ

普段家から出ない限界オタクにはキツ過ぎる…

横国ちゃん
横国ちゃん

しっかり運動もしないと体に悪いよ?

入り口付近でアーリー組と午前組は分かれた。当然だがアーリーのほうが人口密度は低い。羨ましい。

そして待機列である。ここから4時間超の長丁場が始まる。

暑いヨォ…..

当然普段エアコンの効いた部屋でヒッキーしている出不精男に夏の日差しなど耐えられるわけがない。日傘持ってくればよかったと大後悔。

最近夏あまりにも暑すぎないか?こんなもんだっけ…

コミケの会場でも自分が精神的にも身体的にも弱者男性であるという事実を突きつけられ鬱。

頭も体もよわよわなんですねぇ
ざぁーこ♡ざぁーこ♡

なんて言ってくれる人がいれば救われたかもしれない。そう思った午前7時半。

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11時過ぎに待機列が動き出した。なお、アーリー組は10時半には動きだした模様。

許せん…

気を取り直して早速戦闘開始だ。各々が各々の欲望のまま、目的地へと動き始める。コミケの風物しだ。10万を裕に超える人ごみの中では、自分などちっぽけな存在なのだと思い知らされる。

戦闘1日目

一日目、我々取材班は企業ブースへと向かった。企業ブースが西側だったので、待機列も西側へ行けばよかったと今更ながら後悔。

一応、6時台に列に並び始めたはずなのだが、入場した際には既に多くの人がいた。上には上がいるのだとここでも実感させられる。言いたいだけ。

高校の同級生4人で来ていたが、各々目標が違うため、企業ブースにて一時解散となった。

企業ブース攻略戦

ケロQ&枕

企業ブースにおいて目指すはケロQ&枕のブース。サクラノ詩、サクラノ刻のビジュアルアーカイブセットが狙いだ。

ブースの前に行き、いざ並ぼうとしたのだが、

最後尾の札がない。

待機列が他にあるのだろうが、コミュ障を発揮し、スタッフに待機場所を尋ねることもなくブース前で立ち往生してしまった。

自分の情けなさに打ちひしがれていると、事態を察したスタッフさんがわざわざ待機列まで案内してくださった。

人に迷惑をかけない人間になります…

そう決意した19歳の夏であった…..

閑話休題。無事待機列に並んだ私だったが、その長さにまたびっくり。7、8列程度の行列ができていた…..

待つこと数十分、ようやく列が動き始めた。売り切れの連絡はまだない。神は私をまだ見捨ててはいなかったのだ。(ちなみに私は無宗教です。)

列移動のために手を大きく挙げたまま前の人について歩く。これもコミケの風物詩だ。

同じ趣味を持ち、同じ目的をもって同じブースに同時刻に集まった同志たち。一期一会と言いながらも、そこには運命的なものを感じざるを得ない。

エロゲーという文化を迫害を受けながらも守り続けてきた先人に感謝しつつ、購入案内を待った。

ふぅ… なんとか購入成功。ビジュアルアーカイブセット(タペストリーとかがついてるやつ。)とフルグラフィックTシャツを購入した。

これで当初の目的は一応果たすことができた。

謎福袋

当初の予定にはなかったが、福袋ひもくじなるものをやってみた。

中身とはいうと、エロゲーのキャラクターの色紙やポスターといったほか全く知らない男性アイドルグループのうちわやキーホルダーもあった。

男性キャラクターに対して、「いやお前誰だよ(笑)」と友人と爆笑していたのはここだけの話である。

純粋にうれしいグッズによる純粋な満足感と、よくわからない(失礼)グッズによるエンタメ性両方を兼ね備えた福袋であり、久しぶりに面白い体験ができた。

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その他

購入品こそないものの、企業ブースをいろいろ回ってきた。

Fanza同人で「えちえち縁日」などというあまりにも頭の悪い(誉め言葉)フレーズで出し物をしていた。いったい何をやっていたのだろう。有識者がいれば感想を教えてほしい限りである。

たーいまーにん、たーいまーにん

毎年恒例の大麻人、間違えた対魔忍ブースもあった。今年は対魔忍コールの声量が小さかった気がする。時代も移り変わっていくのだなぁと感じる。


こんな感じで一日目の企業ブース攻略戦は幕を閉じた。

その後、一般ブースにも行ったが特に購入品もなかったので尺の都合で省かせてもらう。

にしても二次創作の同人誌はブルアカが本当に多いと感じた。一フロアがブルアカに始まりブルアカに終わるという感じだった。すごい。

戦闘二日目

二日目到来! 今日は己の下半身に任せて、

男性向け行っちゃうぞ~

コミケには二種類の人間がいる。

18歳以上か18歳未満か。

正式に18を迎えている私はもちろん前者である。ゆえにR18に正当に行ける。

18歳以上の者にとっては、二日目の男性向け一般ブースこそが本当の戦場なのだ。

R18攻略♂戦

と大げさなことをいいつつ、実際に行った男性向けブースのサークルは「アクアドロップ」ただ一つだ。一途な男とは私のことである。

内壁サークルなだけあって、初っ端からしっかり列ができていた。しかしその分在庫もある程度あるようなので、問題なく購入できた。

今回は行っていないが、外壁サークルは凄い人だかりだった。数時間並んで、結局在庫切れで買えないということもよくあるそうである。戦場とは残酷である。

企業ブース掃討戦

あれ、お前昨日企業ブース行ってなかった?

そう思われる方も多いだろう。うん、俺もそう思う。

というのも、サークルの先輩におつかいを頼まれ、それがケロQ&枕のビジュアルアーカイブだったのだ。全く同じブースに二日とも来ているので、まるで転売ヤー。

とはいえ、先輩からのおつかいという実績を解除し、社不レートを下げなくては、そろそろ消されてしまう可能性があるので致し方ない。死活問題である。

ちなみに、二日目は一日目の大行列が嘘のようで、ほぼ並ばずに戦利品を獲得できた。

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鍵攻略戦

念願のKeyエリア。今年はなぜかKey、もといビジュアルアーツが企業ブースに出店していない。

ヘブバン以外も頼みます…..

Keyエリアは年齢層が高く感じた。仙人のような人も。それだけKeyが長年愛されてきたものということだろう。先人に感謝しつつ、厳かな気持ちでエリアを周回した。

やはり同人はいい。一応下調べはしたが、掘り出し物が次々と出てくる。

新刊セット3000円?タダじゃん!

企業ブースの後に一般へ行くと、金銭感覚がバグる。単価が安いからである。それゆえ今回も例に漏れず、予定になかったものを大量購入した。とはいえ、それがコミケらしさである。

ブースを見ると、常連さんらしき人がサークルに人と話しているのをよく見かけたので、「自分もいつかはこうなりたいな」と考えてしまった。自分が常連側であれ、サークル側であれ。

購入金額では企業ブースがトップだが、戦利品数ではKey関連が最多となった。戦利品についての詳細は下記の記事にまとめているので見てほしい。

その他

各々の予定を遂行したので友人と集合。おつかいを頼んでいた一人から同人誌を回収。複数人で来るメリットはここにある。友人にはマジ感謝天才!

その後は友人とともに学漫をまわった。もともと予定のあった東京大学ビジュアルノベル同好会を訪れ、会誌を購入した。

東大院ちゃん
東大院ちゃん

もしかして私への未練?

VoxiZ
VoxiZ

ぐうの音もでない。

前期で落ちた大学のサークルへお伺いするという、残念なことを敢行してしまった。情けない。

そんな私の東大リベンジ、もとい東大院ちゃん攻略というギャルゲーは下記のブログから(宣伝)

余談だが、冬コミでは私の所属する横浜国立大学現代視覚文化研究会においても会誌を発行する予定なので、ぜひ購入を検討されたい。私も執筆するかも。


こんな感じで恙なくコミケ二日目も終了した。

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帰投

戦利品を手に、軍艦、もといゆりかもめに乗車。

これまで臨海線に乗ってきたので、モノレールはとても新鮮。鉄オタではないが、思わず動画を撮ってしまった。

築地、もとい「築地市場は閉場/営業しています」の聖地で乗り換え、戦勝パーティをすべくカラオケへ向かった。

カラオケは楽しかったが、最近の曲はほとんど歌わず、昔のアニソンやエロゲーの曲を歌っていた。老〇である。最近の曲も歌えるようにすべきと思うが、耳がついてこない。オシマイ。

最後に

大学受験とコロナによるダブルパンチで3年ほど行けなかったコミケだが、大学転生を経て無事理想郷(アヴァロン)に辿り着くことができた。

100回以上、50年近くという長い連綿と続くコミックマーケットの歴史の中に、無名ながらも連なることを嬉しく思う。今後も、その伝統を次世代に繋ぐべく、微力ながらも精進したい次第である。


その後は、自宅に友人を泊めた後、実家への帰省を敢行した。この記事は帰省先の浜松で執筆している。

浜松はこれといった聖地はないが(一応私の大好きなプラネタリアンの聖地だが、ゆめみのいるあの花菱デパート、もとい松菱百貨店はもう取り壊されてしまっている。人も物も刻々と絶えず変わっていく。)何かあればブログなりVlogなりにしたいと思う。

いまある縁と新たな縁に感謝して、伝統を紡げますように。
それでは!

戦利品はこちらから(n回目)

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